上天草市は、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて優れた取組を提案する都市として、内閣府から「SDGs未来都市」に選定されました。また、特に先導的な取組である「自治体SDGsモデル事業」にも選定され、令和4年5月20日(金曜日)、野田地方創生担当大臣から選定証が授与されました。

野田聖子地方創生担当大臣(右)から選定証を授与された堀江市長(左)

(写真:内閣府より提供)

SDGs未来都市選定証
 

SDGs(持続可能な開発目標)とは　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　SDGsは、「Sustainable Development Goals」の略で、2015年9月の国連サミットで採択された2030年までの長期的な開発の指針「持続可能な開発のための2030アジェンダ」における「持続可能な開発目標」であり、国際社会共通の目標です。

　持続可能な世界を実現するための17の目標と169のターゲットから構成されており、地球上の「誰一人として取り残されない」社会の実現に向けて、経済、社会、環境をめぐる広範な課題に対する総合的な取組が示されています。

※SDGsの詳細は、外務省ホームページ(外部リンク)をご覧ください。

SDGs未来都市とは　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　SDGs未来都市とは、SDGsの理念に沿った基本的・総合的取組を推進しようとする都市・地域の中から、特に、「経済」・「社会」・「環境」の三側面における新しい価値創出を通して、持続可能な開発を実現するポテンシャルが高い都市・地域を内閣府が選定するものです。詳細は、内閣府ホームページ(外部リンク)をご覧ください。

内閣府ホームページ(外部リンク)

　令和4年度は全国で新たに30都市が選定され、これまでに選定されたSDGs未来都市の累計は154都市になりました。

上天草市の取組概要

<タイトル>

島々を抱く穏やかな海で自然の恵みを活かしたサスティナブルシティ　〜訪れたい、応援したい、戻りたい〜

<取組の概要>

　人口減少、少子高齢化が進む中、サスティナブルシティに向け、多様なステークホルダーが連携・協力し、海の資源を守り・活かして産業振興及び脱炭素を推進して共感する関係人口を増加させつつ、市民生活の質を向上させる取組を行い、熊本天草幹線道路の完成を迎えることにより、都市圏までの物理・心理的距離が縮まることで、人口減少が抑制され、育成した人財がSDGsを推進する好循環を生む計画です。

自治体SDGsモデル事業とは　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　SDGs未来都市の中で、先導的な取組として選定されているものです。地方公共団体によるSDGsの基本的・総合的取組の中でも特に注力的に実施する事業であり、SDGsの理念に沿った統合的取組により、経済・社会・環境の三側面における新しい価値創出を通して持続可能な開発を実現するポテンシャルが高い先導的な取組であって、多様なステークホルダーとの連携を通し、地域における自律的好循環が見込める事業です。

　令和4年度は10事業が選定され、これまでに選定された自治体SDGsモデル事業の累計は50事業となりました。

上天草市の取組概要

<タイトル>

島々を抱く穏やかな海とともに生き続けるためのプロジェクト

<取組の概要>

　海と島々、温暖な気候など他にない自然環境の恩恵として美しい景観と豊富な特産物があり、この恵みを守り活かすため、海洋環境維持、観光業の活性化、水産業のDX化に取り組み、基幹産業の安定的な経営活動を推進し雇用を拡大させます。併せて、海洋環境の学習拠点化を図り、交流・関係人口を増加させ好循環を生み出します。

SDGs未来都市計画 

　SDGs未来都市に選定された自治体は、国と連携しながら提案内容を更に具体化し、3年間の「SDGs未来都市計画」を策定・実施することとなっています。

　上天草市では、令和4年7月に「上天草市SDGs未来都市計画」を策定しました。

 上天草市SDGs未来都市計画(PDF 約2MB)