2月19日(火曜日)、市議会文教厚生常任委員会の実地調査に同行して、福井県高浜町の取組みを視察しました。

地方の医師不足は、全国で深刻化しており、熊本県でも熊本市中心部を除くとほとんどの地域が医師不足に悩んでいる言われています。特にへき地医療自治体病院を取り巻く状況は、いま手を打たないと5年後10年後はさらに厳しくなるとして、関係自治体では危機感をもって対応しています。

高浜町では、平成20年に町内の常勤医師が激減し、「このままでは地域医療が崩壊する」として、町民の意識改革も含めて、地域医療の再生に全力で取り組まれました。中でも、福井大学医学部との連携による人材の育成、確保では成果があり、今では「この町で働きたい」という若い医師が集まり始めているそうです。

上天草市でも、市立上天草総合病院は地域の中核病院であり、医師不足は高浜町同様に深刻な問題となります。

高浜町の成果を参考にさせていただき、今後とも市立病院と連携しながら、安定した医療提供体制の構築と、地域医療の発展に努めてまいります。

高浜町健康のまちづくりプロデューサーで福井大学医学部プライマリケア講座教授の井階先生の取組みは、いま注目を集め、視察当日も地元テレビ局が取材していました。