新年あけましておめでとうございます。

市民の皆さまにおかれましては、輝かしい新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。

さて、昨年を振り返りますと、全国的に西日本豪雨や相次ぐ台風の接近、地震発生など甚大な災害が次々と起こり、改めて自然の脅威を感じる年でありました。

一方で、上天草市にとっては明るい話題も多く、大手旅行雑誌が行った「行ってよかった人気観光地ランキング2018(九州・山口)」では、天草エリアが堂々の一位を獲得しました。改めて天草の魅力を示せたと思いますし、今後に向けて更なる飛躍の可能性を示したものと考えています。

インターネットで世界がつながり、SNSで情報が拡散される現代社会においては、自治体が持つブランドイメージの発信は大きな意味を持ちます。市の知名度や地域価値の向上は、観光や一次産品への付加価値へと直結し、さらに移住・定住や民間資本の投資、あるいはふるさと納税など、これらすべての振興につながってまいります。

天草への評価が高まっているいま、市ではスポーツ合宿や大会誘致、プロスポーツクラブとの交流事業等を積極的に実施していて、市外から多くの方に参加いただいています。また、今年は、前島エリアの観光交流拠点施設がオープンし、官民協働で進めている樋合リゾート開発も事業着手する予定です。観光やそれを支えている一次産業をはじめ、地域活性化に携わっていただいている多くの市民や関係者の皆さまの努力が報われるよう、この一年を飛躍の年にすべく職員一丸となって取り組んでまいります。

また、今年は、天皇陛下のご退位が決定しており、5月1日に元号が改められ、時代の大きな転換期を迎えます。合併して15年を迎える本市も将来を見据えたまちづくりを進め、次世代に自信と誇りを持ってふるさとを引き継いでいけるよう、今後とも市民の皆様の一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。

本年が皆様方にとって素晴らしい一年になりますことをご祈念し、新年のあいさつといたします。

上天草市長　堀江　隆臣