子宮頸がん予防(HPV)ワクチンの予防接種について
子宮頸がん予防(HPV)ワクチンは、これまで積極的な勧奨を差し控えていましたが、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたため、令和4年4月から個別の勧奨を行っています。また、差し控えの期間に接種機会を逃した方が公費で受けられるキャッチアップ接種も実施していますのでお知らせします。
子宮頸がんとHPVワクチンについて
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマなど、多くの病気の発生にかかわっており、近年は若い女性の子宮頸がんの患者さんが増えています。
※1;1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要となります。
※2・3;2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。
※4・5;2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※4)、3回目は1回目から5か月以上、2回目から2か月半以上(※5)あけます。
●HPVワクチンのリスクについて
※1 重いアレルギー症状;呼吸困難やじんましん等(アナフィラキシー)、神経系の症状;手足の力が入りにくい(ギラン・バレー症候群)、頭痛・嘔吐・意識低下(急性散在性脳脊髄炎(ADEM))等
※詳しくは、厚生労働省作成リーフレットを参照ください。
厚労省_HPVワクチン接種の対象年齢のお子様及びその保護者向けリーフレット(概要版)(PDF 約3MB)
厚労省_HPVワクチン接種の対象年齢のお子様及びその保護者向けリーフレット(詳細版)(PDF 約4MB)
接種対象者
●小学校6年生〜高校1年生に相当する年齢の女子
●キャッチアップ接種対象者について
令和6年度まで接種が可能です。令和6年度は、平成9年4月2日〜平成20年4月1日生まれの女子が対象となります。
※詳しくは、厚生労働省作成リーフレットを参照ください。
●上天草市では、子宮頸がんワクチンの積極的勧奨の差し控えにより、対象年齢を過ぎてから自費で接種を受けた方に対して接種費用を助成しています。
※詳しくはこちらをご覧ください。子宮頸がんワクチンを自費で受けた方の接種費用を助成します
接種を希望される方へ
令和5年4月から接種できるワクチンが3種類になりました。どのワクチンを接種するかについては、こちらの説明書や厚生労働省作成のリーフレットを参照いただき、各医療機関へご相談ください。
【説明書】
ヒトパピローマウイルス感染症(HPV)感染症説明書(PDF 約716KB)
【リーフレット】
小学校6年生から高校1年生の方 厚労省_9価HPVワクチン接種のお知らせ(定期接種版)(PDF 約603KB)
キャッチアップ接種対象者の方 厚労省_9価HPVワクチン接種のお知らせ(キャッチアップ版)(PDF 約491KB)
●医療機関へは事前にお電話にて予約をしてください。
・医療機関についてはこちら 令和6年度上天草市個別接種実施医療機関一覧表(PDF 約96KB)
・かかりつけ病院が他の市町村にある場合などで、県内の他の医療機関で接種したい場合は、契約医療機関であれば、公費で接種できます。詳しくは、上天草市保健センター(0969‐28‐3376)まで問合せください。
関連ホームページ
●熊本県ホームページ https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/30/123292.html
●厚生労働省ホームページ https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html
追加情報
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