農業者年金に加入しませんか?
更新日:2022年10月21日
農業者年金は、農業者がより豊かな生活を過ごせるよう、国民年金に上乗せした農業者のための年金制度です。
農業者年金のポイント
- 農業者の方なら広く加入できる
- 積立方式・確定拠出型で少子高齢化時代に強い
- 保険料は、月額2万円(35歳未満で政策支援加入の対象とならない場合は1万円)から6万7円千の間で自由に決められる(いつでも変更可能)
- 終身年金。80歳前に亡くなられた場合は、死亡一時金がある
- 税制面の優遇措置がある
- 一定の要件を満たす農業者には保険料の国庫補助がある
農業者年金の加入要件
- 年間60日以上農業に従事
- 国民年金第1号被験者
- 60歳未満(年間60日以上農業に従事する60歳以上65歳未満の国民年金の任意加入者も加入可能)
農業者年金のメリット
〇若年層には保険料の国庫補助がある
区分 | 必要な要件 | 補助額 (35歳未満) | 補助額 (35歳以上) |
---|---|---|---|
1 | 認定農業者かつ青色申告者 | 1万円 | 6千円 |
2 | 認定就農者かつ青色申告者 | 1万円 | 6千円 |
3 | 区分1または区分2の要件を満たしている者と家族経営 協定を締結し、経営に参画している配偶者または直系卑属 | 1万円 | 6千円 |
4 | 認定農業者または青色申告者のいずれか一方を満たす者が、 3年以内に区分1の要件を満たすことを約束した者 | 6千円 | 4千円 |
5 | 区分1または区分2の要件を満たしていない者の直系卑属 であり、35歳まで(25歳未満の者は10年以内)に区分1 の要件を満たすことを約束した者 | 6千円 | ー |
保険料は、本人負担分と補助分あわせて月2万円(固定)となります。また、政策支援を受けられる期間は、35歳未満であれば要件を満たしているすべての期間、35歳以上であれば10年以内とされ、通算して最長20年間までとなっています。
加入年齢 | 納付期間 | 性別 | 通常加入 | 政策支援加入 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
保険料本人 負担分総額 | 年金支給額(年額) | 保険料本人 負担分総額 | 年金支給額(年額) | |||
20歳 | 40年 | 男 | 960万円 | 76万円 | 744万円 | 77万円 |
女 | 64万円 | 64万円 | ||||
30歳 | 30年 | 男 | 720万円 | 50万円 | 588万円 | 51万円 |
女 | 43万円 | 43万円 | ||||
35歳 | 25年 | 男 | 600万円 | 40万円 | 528万円 | 40万円 |
女 | 33万円 | 33万円 |
※上のケースは保険料月額2万円で加入し、65歳までの運用利回りが2.5%、65歳以降の予定利率が0.30%となった場合の試算です。
〇税制面で大きな優遇
農業者年金は、保険料の全額が社会保険料控除の税制優遇措置を受けられます。また、死亡一時金は非課税となっています。
農業者年金について詳しく話を聞きたい場合や、パンフレットなどが欲しい場合は、農業委員会事務局またはお近くの農協にお尋ねください。また、希望があれば戸別訪問による説明も可能ですので、お気軽にご相談ください。
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