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青年海外協力隊、保健師寺美有希の「テラサイト」#02

更新日:2015年7月13日

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【2014年7月17日】
長いバスの旅を経て7月14日にホームステイ先のLawraに到着。
本場のアフリカという感じです。
ホストファミリーと近所の人たち、職場の人はみな親切にしてくれます。
カルチャーショックなこともあったけど、徐々に慣れております。基本的に水道から汲んできて貯めた水を何にでも使うので、水がとても貴重なことがわかります。野外訓練さながら。風呂もバケツに貯めた水をコップでかけ、洗濯は手洗いかつすすぎ1回。食事は作ってもらうのですが、大変手間ひまがかかります。フフは餅つきみたいについたり、スープは囲炉裏で作ったりと。すごい!!
昨日から現地語のダガレ語を勉強しています。が、???。とりあえず習ったあいさつを道行く人々にしまくると、みな笑顔で返事をしてくれます。みんな先生といった感じ。「ミユキ」は発音しにくいみたいで「ミッキー」と呼ばれています。
ヤギが日本の犬と猫みたいにたくさんいて、襲撃を恐れていましたが大丈夫でした。今日は近所で豚と遭遇。犬はスリムで動物も日本とは違うなといった印象です。こんな感じで元気に暮らしています。
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【2014年7月19日】
今日は土曜日で学校は休み。ホストファミリーのローズマリーと朝から洗濯をしました。ローズマリーは18歳、お隣に住むメアリーは15歳で大親友。私にも生活のこと、言葉などいろいろ教えてくれます。
先日、簡単な現地語の歌を習ったので披露したら大爆笑され、昨日はダンスレッスンと教会の讃美歌の指導をしてくれました。彼女らには生まれた時から持っているリズム感、ダンスと歌のうまさがあるようです。ダンス指導の甲斐なく挫折…。
2人は日本の歌に興味を持っているので、今日は私が教える予定です。
こんな感じで周りには愉快な人たちが大勢いるのですが、毎日午後同じ時間に現地語のレッスンに行くと、だいたい決まった人たちに遭遇します。一昨日は、材木加工の兄さんに年齢を聞かれ、かなりサバ読んで年を言ったんですが、「何で結婚しないんだ?」と。結婚ネタはグローバルな話題なんだと実感。ガーナでも2年間言われ続けることでしょう(笑)??
今、午前10時30分快晴? なぜか1時間程前から停電しています。昨日も昼1回、午後大雨のため再度、突然の停電。しかしここでは、家事は一切電気を使わず、水も貯水なので支障がない。非常時には最強だなと実感したところです。
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【2014年7月26日】
任地が遠い私のホームステイは他の仲間よりも早めに終了し、2泊3日で首都アクラのドミトリーに戻ります。ホームステイでは現地の生活や文化を知り、現地の人たちとの交流や職場との顔合わせなど、8月の本赴任に向けて充実した10日間になりました。
 さて、今週の出来事というと・・・。日曜日に家族と教会のミサに行ったり、一言ガーナの服を作りたいというと、ゴットマザーの力でわずか3日で2着を完成させたり、語学の先生一家とその近所の子どもとの現地語の歌と踊りのムービー撮影に成功(最高におもしろい!)したり、現地の人とさらに仲良くなれたりと毎日が激動!!出発直前には、幸運にも管内の保健施設の定期報告会に参加でき、今後の仕事にとても役立つプレゼンを聞くことができました。
 最後の最後でガーナの大洗礼が・・・
25日は2日目宿泊地のクマシへ向かうため、早朝にバス乗り場へ向かったものの、チケット購入できたのは3時間後、さらに乗客が多くてバス待ち中そのバスが故障で修理が必要になったため4時間待ち。バスの出発までに7時間、移動に7時間超と約15時間かかってホテルに到着しました。一緒に移動した先輩Y隊員は「よくあることだから。」とあっさり解説。日本って本当にスゴイなとつくづく思ったのと、この時間や考え方の違いに慣れないとな〜と心を新たにしたのでした。
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【2014年8月7日】
@任地ロウラへ
再びの2泊3日、バス移動約16時間を経て赴任地のロウラにやってきました。8月6日に入居し目下部屋の片づけ中です。前任者が使っていた部屋で生活用具もほとんど残してあったので、それを整理すると十分に暮らすことができ助かっています。新居は平屋のアパートで、私の所属する郡の施設と併設する病院の職員3人が同居人でとても心強いです。さらに周りはヤギの群れ。聞いたところでは残飯を食べてくれるとか。
@ニャマ騒動
さて、トロトロというバンに乗り、途中道なき道を揺られながらロウラに到着。バス停からまずホームステイ先においていた荷物をとって新居に向かったのですが、その道のりで面白いことがありまして(*‘∀‘) 
そこで乗ったのが”ニャマ”というバイクが引っ張る耕運機のような乗り物で、これまで人や荷物が大勢運ばれているのを見たことがあったのですが・・・。私一人とスーツケースだけをのせたニャマがロウラのメインストリートを疾走し街中が大注目。道行く人々はガン見かつ笑い。余りに目立ったのか手まで振ってくれました。
@あわや脱水症
そんなこんなで家に到着。一つ問題があるとすれば、近所に店がなく、移動手段がないため買い物するのに30分歩かないと店にたどり着きません。昨日は買い物に行く時間と力がなかったので、近くのバーに水を買いにいきなんとか水ゲット。只今、下見の時から気になっていたリビングに放置されている自転車を何とか手に入れるため画策中です??
日本ではまた台風が来ているみたいで。何もないことを祈ります。
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【2014年8月15日】
赴任して1週間が経過しました。新居での生活も、ご近所や同僚たちに助けてもらいながら整ってきています。先週は飲まず食わずの生活をしていましたが、無事に冷蔵庫を購入、自転車も修理して乗れるようになり、さらに近々ガスがつきそうなので、買い物に行き自炊もできそうです。ガーナでは、食事は炭水化物が中心で野菜は食べないに等しいくらい。体が野菜を欲している〜。今日は市場で食べ方がわからない緑の葉っぱを買いあさりました。
今週から職場に行っています。日本でいう保健所のような施設です。今は地域の状況を知るために、過去の資料を見たり会議に参加している状況です。今後は地域の小さな保健施設を廻って、母子の健診や健康教育に携わる予定です。昨日は近くの施設に行ったらちょうどポリオの予防接種をしていました。こちらは母子手帳のような、妊婦記録帳と子ども記録帳があったのでびっくりでした。
家畜にまつわるエピソード。
@ヤギ肉処理の見学
 日曜の朝、洗濯をしているとお隣のマークが「今からヤギを殺すから」というので見学。家の前の原っぱで、市場で買ってきたヤギを友人としめ、火であぶり毛を落とし解体。魚をさばくように手際がよく、私に解剖学の説明までしてくれた。ヤギは食べるために飼われているので子どものころから処理の仕方を教わるそうです。2人は「これが動物の世界だ」とショックを受けている私に教えてくれました。日本ではヤギは動物園で見ると言ったら爆笑されましたが(^^;)
@牛の群集
 うちの周りには、ヤギ、鶏、牛がたくさんいて、たまにすごい数の牛と遭遇する。ちょっと怖い・・・。その牛の草の食べ方といったらハンパない!!バリバリバリバリ〜っと。これなら人は草むしりしなくてもいいはずっ??今も目の前で食べてます。
西アフリカ諸国でエボラ出血熱の感染が拡大し、日本でも大きく報じられているため、日本からも心配のメールをたくさんいただています。まだガーナには感染例はなく、市民レベルでは手洗いの励行、感染物に触れない、抵抗力を落とさないなど、他の感染症対策と同様に基本的なことを心がけることがまず第一になります。国としても対策をとっているところなので、今後も情報を正しく収集し慌てず対応していく必要があるなと思います。日本の皆さんご心配ありがとうございます。


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